歌舞伎座、3等席のオススメ座席はココ! 歌舞伎座3等席を徹底解説

3等B席からの眺め


 「歌舞伎座の座席でオススメは?」

 くわしい人にこう聞いたり、ネットで検索したりすると「とちり席、つまり1階の前から7~9列目あたり!」という答えが模範解答のようです。

 でもちょっと待った!

 それは1等席の1万8000円の座席ではありませんか!初心者のわたしたち、ビギナーの僕たちにはそんな高価な座席はとてもじゃないですが買えません。行けたとしても年に1回でしょか。そこで、われわれビギナーの強い味方の3等席は、どこがオススメの席かを紹介しましょう。

 3等席は3等A席と3等B席の二種類があります。3等A席は6000円(5000円のときも)、3等B席は4000円(3000円のときも)です。ビギナー価格ですよね。Bに比べるとAがもちろんよい席ですが、A席の後ろのほうだとB席とほぼ同じなので、選択に悩むところです。しかし、お財布に余裕のあるときは是非A席で見たいところです。A席とB席に分けて初心者視点からみたオススメを紹介しましょう。

【3等A席のオススメ座席】
(1)第一のオススメは、東の1~15番
 ここは、3階上手側のはじに一列に並ぶ席です。3等A席で一番人気の席とも言えます。前後に人がいませんのでかなりリラックスして観劇できます。ステージもかなり近く感じられます。1~7,8~15と二つのブロックに分かれています。1だとちょっと舞台に近すぎるので、7,8前後がオススメです。

 ただし・・・斜めから観劇することになりますので、舞台上手がどうしても見えません。ぶん回し(太夫と三味線)が見えませんので、そこを気になさる方には中央席をお勧めします。初めて歌舞伎を見る方ではなく、何度か見ていて、ちょっと趣を変えて近くからゆっくり観たい、という方に最適な席とも言えます。

(2)次にオススメは、1~6列目の9~48番
 3等A席の中央部分がやはり見やすいでしょう。とくに真ん中のブロックの25~32番がベストでしょう。花道も、奥は見えませんが七三あたりもよく見えますし、そんなに気にならないと思います。また、最前列でも前の手すりがそんなに気にならずに観劇できます。

(3)三番目のオススメは、1~6列目の1~8番
 このあたりは、花道の上に位置しますので花道の奥はほとんど見えませんが、スッポン(舞台手前の花道)のあたりは問題なく見えますので、よしとしましょう。後ろに行けば行くほど花道が見づらくなりますので、4列目までがベストでしょうか。

(4)四番目にオススメは、西の1~15番
 ここは、東の1~15番の対称となる座席です。東と同様に一列でのんびり観劇できますが、花道のすぐ上のため、花道が全く見えない。身を乗り出してもどうしても見えなかった。しかし、前後に人はいませんので、ゆったりと見たい方は正面の座席を避けてこちらとしてもよいでしょう。15番の一番ハジをとってのんびり観劇するのもよいかもしれません。

(おまけ)
 3等A席は、3等B席に比べてブロックが小分けされていますので、座席中央あたりでも問題ないでしょう。後述しますが、3等B席の場合は、ブロックが少なく、かつ座席の前後の間隔がより狭いため、人を通すために一度席を立たないといけないとなりませんそのため、中央付近の座席に行くのは難儀です。お年寄りを連れて行くときは絶対にブロック端の席がオススメとなります。

【3等B席のオススメ座席】
(5)一番のオススメは中央正面17〜24番
 安心してください。歌舞伎座の場合、末席の3等B席であったとしても、どこからでもとてもよく舞台が見えますから。たまに舞台奥の高いところにいる役者さんが見えないこともありますが、それは少しの間だけ。ビギナー、これから歌舞伎をできるだけ見てみたい、という方には3等B席がオススメです。価格も4000円(3部制のときは3000円)ですから、一部二部を見ても8000円です。通えます。

 ただ、先にも記しましたが3等B席は、座席の前後がかなり狭く、またブロックが小分けされていないので、中央付近の座席をとると、通路にでるためには、お隣さんに立ってもらう必要があるのです。そのため、座席をとるときはその点を理解したほうが快適に過ごせますのでご注意ください。

 そのような観点からすると、オススメは正面17から24です。この席は階段のすぐ横でブロックが小分けされているため、人の出入りをあまり気にすることなくのんびり観劇できます。すぐよこの階段の壁も低く、視界には入りません。

(6)次にオススメは、正面25〜40番
 次のオススメは正面上座側の25〜40番です。ベストは25番付近ですが、ハジの40番付近でもとくに支障はないと思います。花道奥は見えませんが、スッポンあたりもよく見えます。さらにベストは、やはりハジの席でしょうか。人の出入りでどうしても立つことが多いので、なんとも言えませんが、となりの人に気兼ねせずに自由に通路に出られる利点があります。もっとも、一度座ったら座席から離れたくない、というかたは中央付近をオススメします。

(7)5〜16番、そして1〜4番目の順にオススメ
 それでも残っていないときは5〜16番。上座側とそんなに変わりませんが、花道のスッポンあたりは見えますので安心ください。でも、体を乗り出すと幕見のかたに迷惑がかかるので、音を楽しみましょう。1〜4番も悪くはありません。

最後に大事なことをお教しましょう。残念ながら3等席は大人気なので、すぐに売り切れてしまいます…。席が残っていればラッキーという感じで、人気演目の休日公演の場合は一般発売時点ですでに完売、ということもあります。でも平日でしたら比較的とりやすいので、そのあたりから挑戦してみてください。

 いかがでしょうか。
「歌舞伎の良席はとちり席」という模範解答以外に、みなさんで良席を探し当ててくれたら幸いです。

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