歌舞伎座と国立劇場、記念写真を撮るオススメの時間帯!

 当然のことですが、歌舞伎座も国立劇場も上演中の写真撮影は禁止です。絶対に写真を撮ってはいけません。日本の大切な知的財産です。

 でも、公演が始まるまでの時間と幕間(まくあい。演目の合間)、終演後はこの限りではありません。しかし多くのみなさんは、終演後そそくさと帰ってしまいます。幕間でもお弁当を食べるのに夢中で写真を撮っている人はあまりみかけません。

 どうして撮らない?撮るならイマでしょ!といつも心で叫びながら、ビギナーのわたしは、写真を撮るので忙しくしています。もちろん上演中以外です。公演が始まる前や終演後の誰もいなくなった劇場は、絶好の記念写真撮影場所です。もちろん、会場係の人に迷惑をかけないよう長居はしないよう心がけていますが。




 歌舞伎座の幕間に流れる「ドンチョウノ ゴショウカイデス」というゆったりしたアナウンスが大好きです。これを聞くたびに「また歌舞伎座に来てしまった…」と心の中でつぶやいています。みなさんもこのアナウンスを聞いたら、カメラを用意いたしましょう。

歌舞伎座の「朝光富士」


 まずは「朝光富士(ちょうこうふじ)」。外国の方にもぜひ見ていただきたい。松尾敏男(まつおとしお)画伯の素晴らしい富士山の緞帳です。ビギナーの私の年賀状はしばらくこの図柄でした。そのほかにも緞帳の紹介が続きます。サクラの美しい「春秋の譜(しゅんじゅうのふ)」、鳥がたくさん飛んでいる「水辺の四季(みずべのしき)」。

歌舞伎座の「水辺の四季」


どれも素晴らしいものです。くわしくはこのページをご覧ください。

 新橋演舞場の「黎明富士(れいめいふじ)」も松尾敏男画伯のもので、2016年秋に登場しました。こちらも年賀状の図柄によいですね。

新橋演舞場の「黎明富士」






 さて、国立劇場の記念撮影スポットは、ロビー中央に置かれている「鏡獅子」周辺でしょう。六代目尾上菊五郎をモデルにした大きな人形です。

国立劇場の緞帳

 定式幕(じょうしきまく)も、各劇場によって実は違います。江戸時代の中村座、市村座、森田座の流れをくみ、色の並びが違うのです。

歌舞伎座の定式幕


国立劇場小劇場の定式幕






 みなさんもいろいろなところで記念撮影をしてください。繰り返しになりますが、上演中は絶対に撮影禁止ですので、お忘れなく。撮影した写真も個人で使うことが大前提で、商業利用の場合は著作権者の許可が必要となりますので、ご注意ください。

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