七之助に圧倒!「八月納涼歌舞伎(2018)」(第三部)初心者向けオススメ度の星評価!


 好評の歌舞伎初心者向け、オススメ度の星評価表!!東京・歌舞伎座で公演された「八月納涼歌舞伎」(第三部)の初心者向けのオススメ度表です。★が多いほど必見です。満点は★★★★★。公演会場での「盛り上がり度」、「眠っている人度」、「口コミ度」などを総合的に判断しました。★:オススメ、☆:イマイチ

<第三部>
★★★★☆(1)盟三五大切 序幕・二幕目(6:00-7:17)
★★★★☆(2)盟三五大切 大詰(7:37-9:03)




【総評】
・総合点★★★★☆
平成30年八月納涼歌舞伎のトリをつとめる第三部は、ビギナーが見るかどうかという視点から四つ星です。通し狂言ですが、今月は3部制のためにそんなに長くなく、気軽に楽しめるお芝居となっています。通常の通し狂言だと長くて体力必要ですからね。
 とにかく七之助がすばらしい役回りです。主役の幸四郎をみごとに引き立てていました。素晴らしいお芝居、ありがとうございました。




<8月11日の観劇記録です>
★★★★☆(1)盟三五大切 序幕・二幕目(6:00-7:17)
★★★★☆(2)盟三五大切 大詰(7:37-9:03)
箇条書きで内容を紹介しましょう。
・花道が川になっている舞台で幕が開きます。大道具さんの腕の見せどころですね。舞台も川になって、舟の上での演技でお芝居スタートです。
・幸四郎が二幕目で狂気の五人斬り。歌舞伎のお芝居には、人殺し、殺人事件の実況中継が多いのですが、これは現在のホラー映画と同様、怖い物見たさ、日常に潜む恐怖を観衆が求めているためなのでしょうか。
・お芝居では、お金を工面したり、吉良家の地図を手に入れたりと、忠臣蔵を見たことのある人はなるほど!と思うと思いますが、観たことのないビギナーにすると、ストーリーが混乱するかもしれません。きちんと予習して臨みましょう。
・最後、生首を懐にいれてさまよう源五兵衛を幸四郎が見事に演じきっています。最後には斬った生首をいっしょに食事をするシーンでは、生首に食べ物を与えると「パカッー」と口が開き、観客席がざわついていました。それだけみなさんお芝居に入り込めていたようです。いや、驚いた。
・そして最後は切り口上。みなさんが正座して観客先に向けて挨拶して終了。これは昔のお芝居っぽくてとてもよいですね。みなさま、ありがとうございました。




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