歌舞伎や文楽を観ていると、つい「プッ」と吹き出してしまうことが多くあります。それは、ちょっと苦しい話のつじつまであったり（切腹したのにずっとしゃべり続けているとか）、突如登場する動物であり（すぐにいなくなる）、「シェー」といってのけぞるところであったり。
一方で、絢爛豪華な舞台に目がくらみそうになったり、派手な色彩美にたまげたり、はたまた見事な仕掛けに「あっ」と心の中で叫んだりと、とにかく飽きることはありません。
初心者は、そんなおかしさ、プチへんてこさ、豪快さ、色彩美に着目すると、とても自然に伝統芸能の世界に迷い込むことができると思いますし、わたしもそうでした。そして江戸の時代から人間は変わっていないんのだと、安心して平和な毎日を送る糧となるのです。
このサイトでは、超入門者必読の歌舞伎座幕見席のチケット購入方法から、国立劇場の激安席のゲットの方法、さらには眠らないで最後まで観られる文楽の鑑賞方法なども少しずつ紹介できればと思います。もちろん登場するプチ動物の紹介も。
初心者、歌舞伎ビギナー、文楽ビギナーはもとより、「歌舞伎や文楽を観たけどどうしても楽しさがわからない」「ずっと寝ていましたけどなにか・・・」という人に、少しでも歌舞伎や文楽の素晴らしさ、おかしさ、へんてこなところをわかっていただき、身近に感じていただければ本望です。（３０代の男性サイト管理者より）