中野翠の「歌舞伎のぐるりノート」で一休み


 「ズバリ歌舞伎本」ではなく、歌舞伎にまつわる話を幅広く紹介している良書が、中野翠(みどり)さんの「歌舞伎のぐるりノート」です。エッセイスト、映画評論家の視点からとても面白く歌舞伎を紹介しています。本人自筆のイラストがとても上手で(プロなみ!)、ビギナーの私はこの本に影響されてこのサイトで絵もつけました、はい(下手で申し訳ありません)。
 この本を読むと、「歌舞伎を知っているといろいろと世界が広がる」というのが実感できると思います。歌舞伎は人生の知識を広げるきっかけになる、という魅力を実感できる本だと思います。週刊誌の連載でしたので、ひとつひとつの話が読み切りのため、とても読みやすいこともオススメの理由です。通常の歌舞伎入門本にあきたビギナーのあなた、ぜひお読みください。

歌舞伎のぐるりノート (ちくま新書 1007)
仏果を得ず (双葉文庫) 文庫
海老蔵を見る、歌舞伎を見る 単行本
歌舞伎 家と血と藝 (講談社現代新書 2221)
玉三郎 勘三郎 海老蔵 平成歌舞伎三十年史 (文春新書 1234)
知らざあ言って聞かせやしょう: 心に響く歌舞伎の名せりふ (新潮新書 24)

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