三味線がノリノリ! 「六月大歌舞伎(2017)・昼の部」オススメ度の星評価!(弁慶上使)


 好評の歌舞伎初心者向け、オススメ度の星評価表!!現在、東京・歌舞伎座で公演中の「六月大歌舞伎」の初心者向けのオススメ度表です。まずは昼の部の報告です。★が多いほど必見です。満点は★★★★★。
公演会場での「盛り上がり度」、「眠っている人度」、「口コミ度」などを総合的に判断しました。
★:オススメ、☆:イマイチ

<昼の部>
★★★★☆(1)名月八幡祭(11:00-12:47)
★★★★☆(2)澤瀉十種の内 浮世風呂(1:22-1:45)
★★★☆☆(3)御所桜堀川夜討 弁慶上使(2:05-3:18)



【総評】
・総合点★★★☆☆

<6月3日の昼の部の観劇結果です>
★★★★☆(1)名月八幡祭(めいげつはちまんまつり)
一幕目の「名月八幡祭り」の報告はこちら

★★★★☆(2)澤瀉十種の内 浮世風呂(うきよぶろ)
二幕目の「浮世風呂」の報告はこちら

★★★☆☆(3)御所桜堀川夜討 弁慶上使(ごしょざくらほりかわようち)
 吉右衛門が弁慶を演じる「ザ・歌舞伎」です。雀右衛門のおわさ、高麗蔵の花の井、又五郎の従太郎と、安定した面々です。しかし、ビギナーのみなさまは、やはりストーリーと人間関係の予習をお忘れなく。観ている内に意識が遠のき、目が覚めてよくわからなくなる、ということが起きる可能性大ですから。

 印象的なのはセリフです。「三千年のため涙……」「三千世界にある……」などなど、聞き慣れない不思議な単語が新鮮に感じられるでしょう。最後に弁慶が両脇に生首抱えるのもダイナミックですが、ほか印象的だったのは、三味線の方がノリノリだったこと。役者が三味線にあわせてセリフを言う場面で、「イヨッ」「ハッ」「ンッ」とリズムよく言葉を発しているのが観ていて楽しくなりました。ありがとうございました。

 ビギナーとして眠くなってしまう演目ですが、有名な演目ですので是非ご覧いただきたく思います。

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