獅童が好演!「八月納涼歌舞伎(2018)」(第一部)初心者向けオススメ度の星評価!


 好評の歌舞伎初心者向け、オススメ度の星評価表!!現在東京・歌舞伎座で公演中の「八月納涼歌舞伎」(第一部)の初心者向けのオススメ度表です。★が多いほど必見です。満点は★★★★★。公演会場での「盛り上がり度」、「眠っている人度」、「口コミ度」などを総合的に判断しました。★:オススメ、☆:イマイチ

<第一部>
★★★★☆(1)花魁草(11:00-12:25)
★★★★☆(2)龍虎(12:55-1:15)
★★★★☆(3)心中月夜星野屋(1:30-2:20)





【総評】
・総合点★★★☆☆
それぞれの演目はともとてもわかりやすい内容で、ビギナーも飽きることはないでしょう。各演目ごとの星評価は四つ星です。ただ、いわゆる「歌舞伎」という複雑なストーリーや派手な化粧がないため、平均点の三つ星としました。



<8月11日の観劇記録です>
★★★★☆(1)花魁草(11:00-12:25)
 とてもわかりやすい新歌舞伎。扇雀と獅童の物語。冒頭は江戸の大火の暗い中での芝居で、この芝居の行く末がどうなるのかと、お芝居の世界に自然と入り込みやすいステキな幕開けです。

 幸四郎が演じる田舎百姓がよい味をだしていました。幸四郎が演じる田舎者は、芝居の要(かなめ)となることが多いですよね。小道具としてはだるまが可愛く目立っていました。




★★★★☆(2)龍虎(12:55-1:15)
 幸四郎の龍と染五郎の虎の舞です。あっという間に終わってしまいました。毛振りが黒髪と茶髪。染五郎がほんとうに見事に演じていました。将来が本当に楽しみな役者さんです。最初は二人のあたまに、龍と虎の人形があり、ちょっとおちゃめ。ぜひ、あの人形のキーホルダーがほしいと思いました。




★★★★☆(3)心中月夜星野屋(1:30-2:20)
 落語が原作のこれもとてもわかりやすい滑稽なお芝居です。獅童が女形で観客からの笑いととっていました。また、中車が昆虫ネタでこれまた会場が大盛り上がり。中車の無類の昆虫好きは有名ですものね。七之助のおたか役も素晴らしかったのですが、この日は七之助の声がかれていました。中盤でお疲れなのかもしれませんね。

 とてもわかりやすくてよいのですが、やはり、歌舞伎独特の複雑な面が少なく、ベテランのかたにはちょっと物足りないかもしれませんが、ビギナーにはとてもわかりやすいと思います。



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