「鎌倉三代記 絹川村閑居の場」人間関係図


「鎌倉三代記 絹川村閑居の場」の人間関係図です。これでもよくわからない‥。文章で書いてみます。

戦場で怪我をした三浦之助が、最後に母・長門に会いにきた。その長門を看病しているのが、三浦之助の許嫁の時姫

しかし、母の長門は、戦場を抜け出したような息子とは会わない、の一点張り

しょうがないので三浦之助は戦場に戻ろうとするが、時姫はその前に夫婦の杯を交わしてほしいと懇願

いろいろと聞いてみると、三浦之助の母、長門の命はあと数日。それならここに止まろうと決意

そして夜になって・・・
家の中に忍んでいた安達藤三郎が時姫の前に現れる

藤三郎は時姫に時政の屋敷に帰るように説得。それが成功すれば、時姫を妻にすることができるから

しかし、時姫は怒って藤三郎に斬りかかり、藤三郎は井戸の中に逃げる

一方で、時姫は時政から長門を殺すように言われているが、許嫁の母を殺すことはできないので、悩んで自害しようとする

しかし時姫は、こんどは三浦之助から、夫の敵の時政=自分の父を殺すように迫られ、仕方なく殺すことを約束する

この様子をきいていた時政の味方のおくるは、このことを人に知らせようとするが、三浦之助に捕えらえる

すると今度は六郎が人に知らせようと、秘密の通路のある井戸に入ろうとすると、入る前に刺殺されてしまう

その井戸からでてきたのは、藤三郎=佐々木高綱。佐々木高綱は先のいくさ(石山の陣)で戦死したと思われていたが、実は死んだのは影武者の藤三郎。生きていた本人が井戸から現れたのだった

高綱は、時政を討つ約束をした三浦之助と、ともに戦えることに喜ぶ

その影で、おくるが夫、藤三郎が佐々木高綱の影武者として死んで役にたったと喜んで自害する

そうして、怪我をした三浦之助と高綱が一緒に戦場に向かった

ふぅ。こんな感じの流れだと思います。身代わり(影武者)と井戸が複雑に絡んでいて、とても複雑です。
ビギナーとしてはこれまで遭遇したなかで一番複雑な話だと思いました。

結論は、歌舞伎は内容がわからなくてもよいですよ、という演目の例とします。

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