イヤホンガイドは絶対に借りる!

 美術館に行くと無料で音声説明の機械を貸してくれるところありますよね。歌舞伎もそうしてくれるべきでは、といつも思います。それだけ、イヤホンガイドは絶対に借りた方がよいです。

 先日、芝居通の知り合い(欧州でオペラなどをよく見る方)と歌舞伎座で「義経千本桜」を見に行きましたが、その知り合いが「イヤホンガイドなんて‥」といって借りようとしない。そこで「騙されたと思って」と無理に利用を勧めたたところ劇終了後に「感激した。こんなによいとは思わなかった」といっていました。彼はそれ以降何回か歌舞伎に行ってるとのことですが、イヤホンガイドは必ず借りるとのことです。「おくださんの解説がよいよね」などめっちゃ詳しくなったりして。偏見のある方、ぜひお試しください。

◼︎始まる前の説明は聞き逃さないで!
 さて、イヤホンガイドで一番大事なのが、絶対に聞き逃してはほしくないのは、芝居が始まる前の、ストーリーの全体説明です。これは聞き逃してはいけません。せっかくイヤホンガイドをもっているのに直前までお友達とおしゃべりして聞いていない人を見かけますが、ああ、もったいない。芝居中だけでなく、芝居の前から聞いてほいしところです

◼︎「さあ、ここからが有名なセリフです」
 芝居途中の説明を聞き逃さないように、ということは言うまでもありません。わたしが一番助かるのは、「さあ、ここからが有名なセリフとなります」と教えてくれるところです。集中できますよね。メモをとっちゃったりもします。ほか、「さあ、ここからが後見人の腕の見せ所です」というような、裏話のような話もしてくれるところも楽しいですよね。

 とくにお勧めなのは舞踊ものの解説です。舞踊だとイヤホンガイドなしだと「ああ、綺麗におどっているなー」で終わってしまうのですが、その踊りが何を意味しているのかを詳しく説明してくれるので、理解を深めることができます。

◼︎屋外のイヤホンガイドカウンターで借りよう!
 このようなイヤホンガイド、難点は借りる場所が限られているため、借りるのに列を作らなければならないこと。比較的並ばなくても借りられるのが、歌舞伎座正面の入り口右の屋外にある、イヤホンガイドカウンターです。ちょっと早く着いたときは、ここで借りることを強くお勧めします。場内のカウンターは長蛇の列ですから。ちなみに国立劇場のカウンターもいつも長蛇の列なので、ここも屋外にカウンターを置くとかしてほしい(そもそも屋外の場所が小さいから難しいのでしょう)。

さあ、イヤホンガイドを借りて楽しく観劇しましょう。

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