ビギナーに「かぶき手帖」は必携です


 歌舞伎ビギナーのみなさんは、歌舞伎を見るときには何を持っていきますでしょうか。ビギナーの私は、オペラグラスとメモ帳と「かぶき手帖」を必携しています。毎年出版されています(写真は2015年の梅玉さん表紙)。

 これはズバリ、「歌舞伎役者図鑑」です。「プロ野球選手図鑑」「Jリーグ選手図鑑」「ウルトラ怪獣図鑑」(例えが悪くてすみません)のようなものです。その役者さんの最近の活躍ぶり、特徴などがわかりやすく書かれていて、役者さんがとても身近に感じられます。役者さんのほか、演奏家のかたも説明されています。常磐津のなになにさんとか。

 舞台で知らない方が出てきたときは、幕間(まくあい)でこっそり調べましょう。それを繰り返すうちに歌舞伎が血となり肉となっていくのを実感できると思います。

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